ハナはアメリカのカリフォルニア州から連れて帰ってきたワン子でした。

かれこれ10年前になります。
忘れもしない、アメリカ独立記念日の次の日。
飛行機で13時間の長旅の末、関西国際空港に降り立ったのでした。
当時の話、ちょっと面白いので、思い出しながら書いてみよっ。
ハナは2002年10月生まれ、カリフォルニアのブリーダーさんから12月末にうちにやってきました。
生まれつき、臆病な性格で、外に出しても一歩も歩こうとしない子でした。
当時のハナです。

暗いクレートの中が大好きで、何かびっくりすることがあったらすぐにクレートの中に入ってしまう。

主人の日本への転勤が予想よりも早くなり、帰国の時には、ハナは大丈夫か?と心配しました。
先ず、日本到着時の動物検疫。
動物検疫は犬が主に狂犬病を持っていないかを確認した後に入国させる制度です。
(*もちろん、他の病気もチェックします。 *現在はマイクロチップを犬の体内に入れ、予防接種の情報を入れておけば、検疫所に入れられることもなく、入国できるようになりました。)
狂犬病の予防注射をしていても、必ず3週間以上、空港の検疫所預かりでした。
ハナは耐えられないだろうと思いました。
そこで、関西国際空港の検疫官に問い合わせしました。
事前に用意したのが、アメリカの獣医師の証明、ワクチン、狂犬病予防接種、避妊手術の内容、そして、コメントとして、
「この犬は非常に神経質な性格で、検疫所に長期滞在させることは、健康に支障をきたす恐れがある」という内容のものを書いてもらいました。
そして、私自身が持っている「愛玩動物飼養管理士一級」の資格も役に立ちました。
検疫官に事情を話しすると、
「自宅の一室を検疫所に見立て、そこから出さないという条件のもと、飼い主が健康状態報告書を検疫所に提出するという方法」
を提案してくれました。
自宅といっても、未だ日本の家は無く、私の実家の一室、かつての”私の部屋”が”検疫所”となりました。
帰国前に関西国際空港の検疫官の方が実家に下見に来られ、実家の父、母が対応しました。
ここまででも、結構大変ですよねー
次回は出発の日の空港カウンターでのハプニングを書きますね。

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